男女のセックス観はすれ違いがちで、関係がこじれる原因となることがあります。理由のひとつになっているのがAVや漫画による誇張表現です。
AVや漫画の話を真に受ける人は少なくても 気持ちよいの基準はかなりずれやすい原因にはなります。
気持ち良さそうにしているのは女性の演技ということは珍しくないため、何が本当に気持ちがよいのかは常に考えていく必要があるのです。
ここでは、男性側に多く見受けられるセックスの勘違いを紹介していきます。
女性との恋愛関係が長続きしづらい方や「何で自分はモテないんだろう!?」と疑問に思っている方は、自分が女性から好かれない勘違いをしていないかどうか、一度確かめてみてくださいね。
AVや漫画はエンターテイメントを重視しているので真似したら嫌われる
男性はAVや漫画でセックスについて学ぶのはそれほど珍しくないのが現実です。
それ以外にもネットの情報などを収集してセックスの知識を身につける人もいますが、AVやコミック等の「エンターテイメント」はあくまで「エンタメ」として 現実としっかりと分けて考える必要があります。
たとえばAVでは激しいセックスがよく行われますが、セックスを激しくすると痛みを覚える女性が増えてしまいます。

実はAV女優が感じてるのはただの演技で、本当に気持ちの良いセックスが地味すぎて観ていて面白くないというケースは多いのです。
激しくないと感じない人もいますが どの程度で感じるかは女性によって違います。
あまり激しく動かすと傷がついて性病の元になるなど悪影響が出ることもあるのです。
手でいじる時も注意が必要で、まずはゆっくりと動かして 相手の反応を見て加減をしていく必要があります。
ペニスが大きいから良いとは限らない!サイズをコンプレックスに思ってるのは男の方だけ
また、ペニスが大きいからよいとは限らないのもポイントです。女性によって膣のサイズは異なり、どの程度負担がかかるも変わってきます。
ペニスがあまり大きいと気持ちよさよりも痛みが勝ってしまうこともあるため、大きいことが嫌われる原因になることもありえます。
話題にしやすいから大きい方が価値が高いと思われがちなだけで、実際のセックスの気持ちよさとは繋がらないことがあるのです。
さらに小さいことがコンプレックスになっているのが男性だけ、ということもあります。
むしろ前戯などに時間をかけてじっくりセックスに向き合えば セックスがうまいという評価がつき、大きさは気にならないという女性もいます。
ペニスの大きさでマウントを取り合うのは 男性経験でマウントをとりたい女性が中心で、その部分の問題にはあまり関わろうとしない女性も多いのです。
セックスはコミュニケーションのひとつのため、知識に頼るのではなく 目の前の女性の反応から何が求められているかを読み取ることの方が重要になります。
つまり知識やステータス性で偏りがちなことが 男女のセックス観がずれやすいポイントになっているのです。
AVや漫画は面白さやインパクトを重視するために誇張されているため、まずは脇に置いて自分で考えることが大切になるのです。
精子の量や生中出しが気持ちいいというのも男性の幻想
セックスで精子の量が多いことや、中出しが女性の気持ちよさに関わると思っている人もいます。しかし、これらは全て誇張された表現です。
実際は子宮の温度の方が精子よりも高く、感度の関係で中出しされてもあまり気持ちよいなどと感じることはないのです。
精子の量も関係がなく、むしろ男性の自己満足的な予想が大きいのです。

生中出しにこだわると性病感染のリスクが高まる
男性が喜ぶと知っていて演技をする女性もいますが、男性向けのAVや漫画の知識がなければ そういった演技がないのもポイントです。
男性の反応を見て喜んだ方がいいと判断する人もいますが、それは本来の気持ちの良いセックスからは外れるものになります。
むしろ性病感染のリスクなどから嫌われる可能性が高く、無理に生のセックスにこだわると それ以降パートナーと連絡がとれなくなる可能性もあります。
最近は生に近い感覚でできる極薄タイプのコンドームも販売されているため、生でこだわること自体がリスクになることもあります。
アフターピルなどで妊娠を防ぐことも可能ですが、コンドームなしのセックスは男性に自覚症状がなくても女性には影響があるウィルスや、女性に症状がなくても男性に症状がでる性病などが感先する可能性もあります。

口やアナルなどの粘膜経由で感先する性病も存在するため、リスクに敏感な女性がいることにも理解が必要です。
女性のセックスの気持ちよさは精神的な部分で大きく左右される
実際にどのようなセックスが気持ちいいかは女性によって変わりますが、意識したいのは女性にとっては精神的な部分が影響することが多い点です。
気分的に盛り上がっていることが前提になるため、相手が乗り気でない場合は前戯で気持ちが乗るまで工夫を重ねることが大切です。
性感帯は人によって違うため、どこが違うかを念入りに探ることも大切になります。
特に耳や首筋、指先など、神経が集中するところを攻めるのがおすすめです。

全身を丁寧に探ることで「大切に扱っている」という感覚が生まれ、女性側の盛り上がりに繋がるケースもあります。
性感帯を見つけたら集中的に攻めるのも方法ですが、激しすぎると嫌がられることもあるのでバランスに注意をします。
セックスにおいて女性は男性よりも盛り上がるまでに時間がかかることが多いため、意識的に時間をかけて行為をするのがおすすめです。
細かなところでいえば、お風呂に入った後や、部屋が暖かい状況など、血行がよい状態だと女性のスイッチが入りやすくなります。寒い場所では反応も鈍りがちです。
また、アロマや音楽などでリラックスさせるなど、ストレスがない状況を作り出すことも大切なポイントです。