36歳男性です。セックスで女性の膣内で射精に至ったことがありません。
勃起自体はするし、自分で手を使えば射精することはできるのですが、それに慣れてしまったせいなのか、セックスにおいて自然に射精できたことがないのです。
「射精障害」と呼ばれる体質はあるそうなので、この現象は自分一人ではないという情報にとりあえずの安心感があるのですが、本当に自分が射精障害に該当しているのかは分かりません。
彼女にどう思われているのかも不安です。射精できないことを不審に思われたり、セックスがムダに長くかかることで 彼女に不快感を与えてたりしているのではないかと勘ぐってしまいます。
また、射精に至らないので適当な時間で切り上げるようにしているため、射精の快感を得られずに何とも歯切れが悪い感が否めません。
この状況に改善策はあるのでしょうか。
勃起しているならまだ深刻な状態ではないかも
男性として、膣内で射精したいと思うのは当然のことですよね。これは自分でも悩んでしまいますし、何か問題があるのか・・心配になってしまうでしょう。
勃起はしているのですからまだ深刻な状態ではないと思われますが、男としては中でイク快感を知ってみたいと思うのは当然の心理です。
ペニスの射精の問題は、精神的なことが大きく関わっていて繊細です。
たとえばEDを例にしても、勃起できない原因を探っていくと メンタルの問題で勃起不全になってしまう「心因性ED」がかなりの割合を占めています。
EDの原因が「心因性」なので、バイアグラを飲んで性交がうまくいくとそれで自信がつき、EDではなくなるケースが多く、そのくらいデリケートだということです。
膣内でイくことにこだわりすぎていませんか?
気にすれば気にするほど、無意識のプレッシャーで緊張して膣内で射精ができなくなっていることもあります。
まずは、中でイクことにこだわらずに【セックスの気持ちよさ】を感じてみましょう。
初めてのオナニーの時、あなたはどんな気持ちでしたか?純粋に【気持ちいい】という感情だけだったですよね。
それと一緒で、セックスもまずは自分が気持ちよくなることを考えてしてみてください。
そうなると、彼女はどうなるの?と思うかもしれませんが、彼女もわかってくれている、理解してくれているのであれば大丈夫です。
セックスのことはパートナーの協力が欠かせませんから、一緒になってお互いが満足のいく営みをしていけばいいのです。
では、具体的にどのようにしたらセックスで気持ちよくイけるようになるのか?を考えていきます。
問題解決には彼女の協力が不可欠!恥ずかしがらずに相談してみる
セックスの悩みを彼女に隠していては問題は解決しません。
特に膣内射精ができないというデリケートな問題は、彼女に直接、素直に話すべきです。
きちんと付き合っている女性なら あなたのことを真剣に思って向き合ってくれますよ。
それを告白するときは、自分が本気で悩んでいることを全て打ち明けてください。
話すことで、あなたは隠すストレスもなくなって 今までより気持ちが軽くなります。
緊張が解けて告白した途端、セックスの時に膣内射精できることもあり得ます。
ペニスは少しのストレスや精神的な負担で様々な問題が出るデリケートな部分です。
精神的な負担を減らすためにも、彼女に告白することをお勧めします。
悩みを話すことで、2人でこれからの営みの方法についても真剣に考えていきましょう。
あなたの様子を見て、彼女もひそかにこう思っている可能性はゼロではありません。
きちんと話せば、彼女の不安も解くことができます。
膣内射精にこだわらずに他の方法で得られるセックスの快感を探してみる
いきなり普通にセックスしてみてもいつもの様になってしまうので、まずは中で出すことよりも、フェラチオや他の快感を探してみましょう。
ペッティングに時間をかけて自分がどの辺が感じるのか、どのようなシチュエーションに興奮するのかを探してみましょう。
この時に緊張してはいけません。リラックスするために、部屋にアロマを漂わせたり 入浴後にセックスしたりと、工夫してみましょう。
セックスは挿入だけが全てではありません。男性も女性もお互いが気持ちよくなることが重要です。手や舌で愛撫することで満足してもいいのです。
挿入に対して不安があるのなら、ペッティングで気持ちよくなることからスタートして、徐々に挿入にチャレンジしてみましょう。
今後のために泌尿器科に相談してみる
互いの気持ちを確かめるセックスにおいては、挿入はしなくてもいいです。
でも、いざ子供が欲しくなった時、挿入できなければ妊娠は不可能です。
膣内射精障害は射精ができないのですから不妊症の原因にもなり得ます。
ですから先のことも考えて、心配であれば早めに泌尿器科などに相談してみましょう。
射精障害が少しずつ改善しているのであれば通院はしなくても構いませんが、長い期間そのままの状態なのは 自分では直すことが難しいということです。
恥ずかしがらずに、専門家のアドバイスをもらいましょう。
射精に対しての悩みはなかなか相談しづらいものですが、誰かの協力なしでの改善は難しいです。
症状に不安があるようなら、きちんと受診しましょう。
ちなみに射精障害(遅漏)や早漏を改善するためのTENGAも出ています。
【参考】床オナニーは射精障害になりやすい
俗に、うつ伏せオナニー、こすりつけオナニー、芋虫オナニーなどとも呼ばれる床オナニー、通称「床オナ」
男性が床や布団にペニスを当てて うつ伏せ体勢で行うオナニーです。
床オナは床に擦りつける際の腰の上下運動が快感に直結しているので、手コキのオナニーと違って快感が全身で得られるため、クセの強さも相まって ハマりやすく中毒性があるオナニーです。
そんな床オナの弊害はいくつかありますが、いちばんヤバいのは 射精障害やEDを誘発してしまう危険性をはらんでいること。
- 包皮を被せたままオナニーすることで包皮が伸び、セックスの刺激では強すぎて早漏になってしまうことがある。
- 膣圧より強い圧迫刺激で、ペニスが曲がってしまうことがある。
- フル勃起で床に擦り付けると痛いので あえて勃起させないようにコントロールしてしまうことから 半勃起や萎えた状態でも射精できるようになる⇒性機能に問題が起こる。
- 硬直状態の足をピンと伸ばして射精すると次第にそれが射精の条件反射になってしまい、セックスでイクことが難しくなってくることがある。
これらの状態なのに さらに床オナを続けていくと、膣内射精障害やED(勃起不全)に陥る可能性があります。足ピンもしかり。
膣内射精障害は「男性膣不感症」の別名があります。
床オナの強い刺激に慣れしまうと、生身の女性の膣内の刺激ではもの足りなくて、イけなくなってしまうのです。ただ 床オナなら射精はできますので、完全に機能的な障害ということではありません。
ED(勃起不全)の場合は 床オナで勃起させずに射精する癖がついてしまったとき、ふにゃちんで膣に挿入できないとか、中折れという状態が起こったりします。
射精障害もEDも セックスのトラブルや度重なる失敗により さらなる男性としての自信喪失につながりますし、その負のスパイラルから抜け出せなくなるということも多いです。
床オナはやめること、そして射精障害やEDで悩んでいる場合は早めに病院を受診することをおすすめします。